ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「なにソレ。
やきもち?
花、かわいすぎ」



……っていうささやきとともに、なにかがおでこに触れた気がした。



「……えっ。
な、に?
今の……」



驚いて顔をあげる。



目の前にあったのは、冷泉くんのきらめく瞳。



「教材持ってるから、キスだけね」



「……っ」



「本当なら、抱きしめたいところだけど……」



と、にっこり笑い、冷泉くんは、もう一度、あたしのおでこにキスをした。


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