ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
ツライです。
「はーな。
なにをそんなにイラだってるの?」」
お昼時間に、ひまりちゃんがあたしに笑いかけた。
「それって、〝アレ”に関係ある?」
サンドイッチの入った袋を上にあげて、それで教室後方を指し示す。
そこには、たくさんの女子に囲まれて、楽しそうにランチをする冷泉くんの姿があった。
「もう、お昼ご飯を一緒に食べるどころじゃなくなったね」
「……って、ほっといて。
あたしと委員長は、なんの関係もないんです」
ひまりちゃんに向かって、ぷーっと頬を膨らます。