ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「聞いてくれてありがとう」



冷泉くんに向かって、ぺこりと小さく頭をさげる。



「おトイレとか……大丈夫?」



そう聞いたのは。



サンドイッチを食べ終わった後。



冷泉くんが席を立たなかったことに気がついたから。



もちろん、スマホをいじりながらだけど……。



冷泉くん。



あたしの話をちゃんと聞いてくれてたんだよね。



そう思ったら、うれしくなった。

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