ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
「その最中に……。
あーあ。
そんなに無防備に近付いちゃって。
俺に……。
キスでもしてほしいわけ?」



冷泉くんは、あたしの手首を軽く引っ張った。



持っていた教科書がパサッと落ちる。



「この席の“ジンクス”
花も知ってるだろ?」



低くかすれた声でささやいて、冷泉くんは斜めに顔を近づけた。



冷泉くんのキレイな顔がアップになる。



肌がつるつる。



鼻筋が通ってる。
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