ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
でも、コレ……。



思いっきり、〝寸止め”ってヤツじゃない?



どうしていいかわからず、きょときょとする。



「……ドキドキした?」



冷泉くんは、くすっと笑って、あたしの手首を離した。



「……っ。
ひどいっ。
意地悪っ。
またあたしをからかったの?」



「ま、ね。
かわいくて、つい……」



「ついって……。
ひ、ひどいっ……」



キスされると思って目をつむった恥ずかしさと、キスされなかった安堵。
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