ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
“大事な幼なじみ”
「アイツ、花のなんなの?」
あたしの部屋に入るなり、星ちゃんは不機嫌な顔をあたしに向けた。
「この前、青葉でやった練習試合。
あのとき、花が見てたの、アイツだよな?」
「…………」
「それに、俺かアイツのどっちにするか? とか、花に聞くし」
「…………」
「花のこと、当たり前みたいに呼び捨てするし。
すげームカつく」
我慢できないって感じで、星ちゃんは自分の手をこぶしで叩いた。