ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
沈黙の長さに、心が縮む。



「……っ」



息をのんで、うつむいた。



そのとき……。



「バーカ。
委員長じゃねーだろ。
〝湊”だろ?」



そんな、面白がるような声が聞こえた。



「……え?」



顔をあげると、冷泉くんが、あたしの顔をのぞきこむようにして笑っていた。



「つか、おまえ。
“告白”なんて、特別なことをして。
他の女子たちに悪くないの?
前、言ってただろ?
〝特別”なのは、みんなに悪いって」


「……っ。
いじ……わるっ……」
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