ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。
会いに来ました!!
――ピンポーン。
星ちゃんのウチのインターホンを押す。
さっきまでは、あんなに迷ってたのに。
話す内容だって、まだなんにも決めてないのに。
あたしは、勢いだけでインターホンを押した。
星ちゃんのウチは、あたしのウチから100メートルくらいの距離にある。
まっすぐ行って……ちょっと曲がる、みたいな位置関係。
駅からだって、星ちゃんのウチのほうが遠い。
だから、わざわざ行く形になるんだけど……。
それでもあたしは、どうしても星ちゃんに会わなくちゃいけない気分だった。