メガネと海と空の色




女子がやってる事は確実。

だけどクラスはわからない。

同じクラスかもしれないし、違うかもしれないし、
学年すらも跨いでるかもしれない。


「…私の為に動いてくれた事は、お礼を言うわ。

でも平気よ。放っておいて」


にこりと作り笑顔を見せる。

これを機に諦めてくれれば直いいのだけど。


「…っおまえら!! 委員長委員長って散々頼っといて、

こーゆー時はガン無視かよ!! いい度胸じゃんか!!」

「?!」


さあ職員室に行こうとした瞬間に響いた、
雅人の怒鳴り声。

雅人は普段温厚で、にこにこしてて、
怒ったりなんてしない。

だからこそ、私も、クラスのみんなも驚いた。



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