メガネと海と空の色
「日直やら掃除当番変わってもらったり、
授業でわかんない所あったら教えてもらったり、
他にも色々世話になってんだろ!!
委員長としてクラスの仕事やってくれてんだろ!!
それなのに、助けようともしねーのかよ!!」
「吉田くっ…」
「どうしてっ…」
顔を真っ赤にして怒鳴ってたかと思えば、
目に涙が浮かんでいる。
どうして、私が気にしてない事をそんなに気にするの。
私よりも辛そうな表情をするの。
他人と関わる事を拒んで逃げていた私には、
わからなかった。