メガネと海と空の色



「日直やら掃除当番変わってもらったり、

授業でわかんない所あったら教えてもらったり、

他にも色々世話になってんだろ!!

委員長としてクラスの仕事やってくれてんだろ!!

それなのに、助けようともしねーのかよ!!」

「吉田くっ…」

「どうしてっ…」


顔を真っ赤にして怒鳴ってたかと思えば、
目に涙が浮かんでいる。

どうして、私が気にしてない事をそんなに気にするの。

私よりも辛そうな表情をするの。

他人と関わる事を拒んで逃げていた私には、
わからなかった。



< 8 / 44 >

この作品をシェア

pagetop