Blackberry〜黒い果実〜
玄関で最近お気に入りNo1の、花のコサージュが付いたミュールを履く。
腕を下げた時に、金と銀そしてピンクの三連ブレスレットが軽く良い音を奏でた。


自分でも満足な出来に、最後のアクセント。
自然と出る極上の笑顔を携えて、愁ちゃんの待つ外に向かってドアを開いた。


「おはよう」


愁ちゃんが車の前で手を挙げる。


「おはよ、愁ちゃん」


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