Blackberry〜黒い果実〜
横にあった手が、柔らかく頭を撫でる。
「タクシー捕まえに行こ」
その言葉を聞き終わらないうちに、竜司に手を捕まれ通りまで走った。
タクシーはすぐに捕まり、竜司が私だけを詰め込む。
「竜司は?」
「俺はこれから仕事」
そうだ。
竜司も夜の人間だった。
竜司が運転手にお金を渡す。
「いいよ、自分で出すから」
「タクシー捕まえに行こ」
その言葉を聞き終わらないうちに、竜司に手を捕まれ通りまで走った。
タクシーはすぐに捕まり、竜司が私だけを詰め込む。
「竜司は?」
「俺はこれから仕事」
そうだ。
竜司も夜の人間だった。
竜司が運転手にお金を渡す。
「いいよ、自分で出すから」