Blackberry〜黒い果実〜
カーテン越しでも分かるくらいに、外は明るさを取り戻していた。
そっとカーテンの隙間から外を覗く。
眩しさに目を閉じた。
本当はわかっているんだ。
一葉は騙していいような人じゃないことは。
イヤ、彼女じゃなくたって、許されないことなんだ。
でも、その罪悪感が余計、一葉に対して優しくさせる。
せめて悲しまないように、嘘を突き通さなければ。
そっとカーテンの隙間から外を覗く。
眩しさに目を閉じた。
本当はわかっているんだ。
一葉は騙していいような人じゃないことは。
イヤ、彼女じゃなくたって、許されないことなんだ。
でも、その罪悪感が余計、一葉に対して優しくさせる。
せめて悲しまないように、嘘を突き通さなければ。