Blackberry〜黒い果実〜
「そうかな? きちんと女の子の部屋してるよ」


そう言いながら部屋の中央に行く竜司。


「そう?」


私も一緒に部屋に入り、そう問い掛ける。


「このベッドとか、ピンクのシーツが可愛いよね。それに……、一葉の香りがする」


言い終わったあとに振り返る竜司。


鼓動が跳ね上がる。
まともに顔が見れない。


「寝る前にシャワー借りていい?」


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