Blackberry〜黒い果実〜
『そっか、分かったよ。でも当日欠勤は罰金だからね』
「ホントにスイマセン」
片手に持った携帯を耳にあてながら、相手に見えるはずもないのに大きく頭を下げた。
うっすらと肩に積もっていた雪が地面に落ちる。
『うん。まあ、無理はしないように』
「はい。では……」
携帯を閉じてバッグに入れた。
後ろを一度振り返ると、ちょうどマンションの自動ドアが見える。
それを確認してから、ファミレスのドアを開けた。
「ホントにスイマセン」
片手に持った携帯を耳にあてながら、相手に見えるはずもないのに大きく頭を下げた。
うっすらと肩に積もっていた雪が地面に落ちる。
『うん。まあ、無理はしないように』
「はい。では……」
携帯を閉じてバッグに入れた。
後ろを一度振り返ると、ちょうどマンションの自動ドアが見える。
それを確認してから、ファミレスのドアを開けた。