Blackberry〜黒い果実〜
一瞬、垣間見えた戸惑いの表情。
それを隠すようにくるりとあたしに背を向けたお姉ちゃん。


やっぱり、お姉ちゃんもあたしのことが嫌いなんだ……。


「もう、どんな服がイイの?」


少しのため息と、仕方ないと言わんばかりの口調。


「あたしに似合いそうなキレイめな服」


その言葉にチラリとあたしを見てから服を探しはじめる。

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