last letter
出会いは突然
ヤバイヤバイヤバイ!
遅刻しちゃうよぉ!
神田 美帆 (かんだみほ)
今日から中学三年の三学期になります!
あぁ~こんなことならもっと早く寝てればよかった!
「ちょ!前見て!」
後ろからおじさんの声がして前を見る。
「へっ!?」
キィーーーーー!
「あっぶねぇな!
いきなり飛び出してくんな!」
そういった男の子は、驚くほどに…かっこよかった。
ブラウン色が似合っていてどこか冷めていて、すべてを見透かすような目。
つり目が似合わないくらいの…きれいな顔をしてた。
「って…聞いてんのか!?」
「えっ…
あぁ!すみません!ほんとに!」
って、こんなことしてる時間ないよぉ
「ちっ遅刻しそうなんで失礼します!」
「ちょっとまてよ」
「えっ、」
「のせっててやるから乗れ」
「えっでも…」
「はぁぁ
おとなしく乗ってりゃいいんだよ」
自転車からおりてフワッと軽々と持ち上げた彼。
「ちゃんとつかまれよ」
そういった彼の声はとても楽しそうで、
表情だって…豊かだった。
「ねぇ!あなた名前……」
「あんた。詞騎中学だろ?(しき)一年?」
「はい!?一年じゃないです!」
「え?じゃぁ二年?」
「…あなた。誰なんですか?」
遅刻しちゃうよぉ!
神田 美帆 (かんだみほ)
今日から中学三年の三学期になります!
あぁ~こんなことならもっと早く寝てればよかった!
「ちょ!前見て!」
後ろからおじさんの声がして前を見る。
「へっ!?」
キィーーーーー!
「あっぶねぇな!
いきなり飛び出してくんな!」
そういった男の子は、驚くほどに…かっこよかった。
ブラウン色が似合っていてどこか冷めていて、すべてを見透かすような目。
つり目が似合わないくらいの…きれいな顔をしてた。
「って…聞いてんのか!?」
「えっ…
あぁ!すみません!ほんとに!」
って、こんなことしてる時間ないよぉ
「ちっ遅刻しそうなんで失礼します!」
「ちょっとまてよ」
「えっ、」
「のせっててやるから乗れ」
「えっでも…」
「はぁぁ
おとなしく乗ってりゃいいんだよ」
自転車からおりてフワッと軽々と持ち上げた彼。
「ちゃんとつかまれよ」
そういった彼の声はとても楽しそうで、
表情だって…豊かだった。
「ねぇ!あなた名前……」
「あんた。詞騎中学だろ?(しき)一年?」
「はい!?一年じゃないです!」
「え?じゃぁ二年?」
「…あなた。誰なんですか?」