「俺、好き通り越して愛してるかも。」






その夜、


お腹が空いて食卓に向かうと。




いいにおいがしてきた。



「あれ、拓斗っ?」


「お前も手伝え。じゃなきゃ、

晩飯抜きだかんな」



「えぇっ?」



「ほら、やれ」


「…はぁい」




そういえばあたしの親って、

今日は出掛けるって言ってたな…。



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