<完>孤独な姫さんは世界一の総長 番外編
直「・・・ごめん。」
冷静になったかとおもうと直登は謝ってきた。
辰「・・謝るなよ。・・怒るのが当たり前だ。・・涼介も陽介もそうだろ?」
涼「・・・」
陽「・・・」
俯いて何もしゃべらない双子。
その顔からして、素直じゃないな。
辰「・・直登、俺のために怒ってくれてありがとな。・・直登に初めて本気で怒られた気がする。」
直「えへへ」
まるで今までの怒りは嘘のような笑顔だった。
辰「・・俺も、・・直登のようにかっこよく生きてぇな」
陽・涼「「僕達じゃなくて!?」」
直「僕は辰喜のようになりたい!!紀優のようになりたい!!」
・・紀優が生きてたら、直登と同じようなことを言って怒るだろうな・・。
紀優がいないから・・・俺が情けないから・・直登が言ってくれたんだ。
直登のおかげで目が覚めた気がするんだ。
・・直登、ありがとう。
そして、・・・紀優、少しずつでいいから・・俺も・・進みたいな。
・・前に。
辰喜side終わり