<完>孤独な姫さんは世界一の総長 番外編
竜「べつに?つかさ―」
つかさ、ここどこだよ?と言いかけた時フワッと懐かしい匂いがした。
すぐ紀優が俺たちに抱きついてきたのだと気づいた。
友「…紀優?」
竜「ど、どうした…?」
紀優が急に抱きついてきた行動に動揺する俺たち。
ドクンドクンと鳴る胸の高鳴り。
俺の中ではもう思い出としてなっていたのだと思っていたけれど、まだ紀優のこと心のどこかで想っていたのだと感じた。
紀「ごめん…」
小さい声でそう聞こえた。
友「…久々の再会に、ごめんってなに。」
紀「ごめん」
友希は紀優の反応に意味不明。と口にした。
竜「紀優が謝ってるのは何のごめんだよ?」
死ぬ必要が無いのに死んだことにごめんか?
皆を取り残して自分だけ此処に来たことにごめんか?
皆の…俺の想いが報われないことにごめんか?
それともほかの事か?