＜完＞孤独な姫さんは世界一の総長 番外編

竜「どんなごめんも聞きたくねえよ今更。謝る必要なんて紀優にねえじゃん。」





紀「竜輝…」





竜「紀優は俺らを守ってくれた。どんなときも…。そして結果がそうなっただけ。ただそれだけ。」




な？と友希に視線を送った。






めんどくさ…と顔からにじみ出ているがゆっくり重そうな口を開いた。






友「誰も紀優にそんな言葉求めてない…と思う。逆に、俺だったらそんなことを思って精一杯生きてる俺らを見て欲しくない。」







紀「竜輝…友希…」





涙目の紀優、涙を拭いてやろうと思った束の間、体が締め付けられた。








紀優がギュッと握りつぶすかのようにキツく抱きしめた。






友「…つらい」





竜「…し、ぬ」




嬉しいけど。






慧「まあ、もう死んでるけどね！」




語尾に星がつくようなテンションで言ったこいつ。