夏の太陽[短編]
朝のホームルーム
「全員注目。いいか、これから教頭先生から重大な発表があるので、よ~く聞くように。」
っと言うのは担任の丸尾である。

「今朝、サッカー部のことで会議中の職員室に乗り込んだ件で、一部の生徒に厳重注意をしました。校長と協議の結果、連体責任として2年C組の生徒には1週間、放課後に校庭の掃除をしてもらいます。」

「え~」
っと言うみんな。
「やってくれたよな」
とか
「これで塾に遅れるよ」
やら
「お前らと違ってこっちは部活があるんだぞ」
といったクラス中の罵声を、僕は一斉に浴びた。


「ドンマイ ドンマイ。人生いろいろあるよ。ね、頑張ろう」
っと高石は相変わらずだ。
僕は少しでも早くここから逃げ出したかった。
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