新学期はキミを
すると、店長が気付き声をかけてきた。
「 雪ちゃん、上がりの時間かぁ!」
「 はい。今日はありがとうございました!!」
「 結局、飲み会みたいになっちゃって…ごめんね」
「 私、ここのバイト楽しいです!
これからも、宜しくお願いします」
「 あははは!宜しくお願いします!」
店長は酔っているのか上機嫌だ。
「 僕もそらそろ、失礼します!」
後ろを向くと洸が帰り支度を済ませて立っていた。
「 洸くんも帰っちゃうのか〜!」
「 はい。明日は朝から大学に行かないといけないので」
「 じゃあ、お疲れ!」
二人で店長に改めてお礼を言って外に出た。