新学期はキミを
机に頭を押し付けている雪にも、このやり取りは聞こえていた。
だから、この後、雪の席に来る事も分かっていた…
「 雪ちゃ〜〜ん‼︎
( 大丈夫です。これ見よがしに聞こえておりました。)
「 な…なぁに?」
雪は顔をあげて答えた。
「 やだ! 雪ちゃん、寝てたの〜〜?
おデコに型が付いてるよ!笑」
( 一層の事、寝ていたかったですが…)
「 今週末に湊くんの試合があるの!
一緒に観に行かない!?」