新学期はキミを





( やっぱり、、



湊くんも来たら良かったのに……。


私、絶対、笑顔にしてあげたのに……。)








「 いやー!!夜の海辺の風って最高だな!! みんなで散歩に行こうぜ!」



「 いーーじゃん!!行こう!」





『 ユキ、元気そうだね、真。』



『 ん?……ああ、来て良かったよな』



『 うん……。私もさ、

雪の腕見ると、まだ、ちょっと乗り越えらんない事とかあるけど、雪には笑ってて欲しいよね。』



『 咲は、雪のお母さんみたいだな…笑』


「 お母さんか……、私、みんなと同じ高校で本当に良かったよ!」


「 まだ、卒業じゃねーぞ!」




「 さーーーき!と、しーーーーん!




しゅーとが……海に落ちたーーー!」






「 はぁーーーーーーーーーーー?」


二人の声が揃い、思わず二人で吹き出して秋斗に駆け寄った。

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