あなたと恋の始め方①
何を我慢しているというのだろうか?今の話の流れで小林さんが我慢するようなことは何もないと思う。でも、怒ってなくて我慢しているというからには何かを我慢しているのだろう。でも、それが私には何かは分からない。
私は小林さんに我慢をして欲しいとは思っていない。自然のままの小林さんが好きでそのままでいて欲しいと思う。でも、私には恋愛経験がないから、こういう時にどうしたらいいのか分からない。普通に恋愛をこなしてきたなら小林さんに我慢をさせる前に気を使えたかもしれない。
でも、私には分からないのだから、何を我慢しているのか聞かないといけなかった。
小林さんは私が混乱しているのに気付いたのか軽く息を吐くとゆっくりと車を止めるのだった。マンションまでは、もう少しの距離でそれでもこの場で車を止めた。小林さんは何を我慢しているのだろう?
「美羽ちゃん。あのさ、俺は美羽ちゃんが好きなの。これは分かる?」
小林さんは元々、真っ直ぐな性格で自分の気持ちもハッキリと言う。でも、こんな風に改めてハッキリと言われると顔が熱くなる。耳まで真っ赤になってしまったのを気付かれたかもしれないと思うくらいに熱い。
「……はい」
「俺が男なのも知っているよね?」
それは分かる。小林さんはどう見ても女の人には見えない。
「はい」
「俺も男だから、好きな女の子が目の前にいると抱きたいとかキスしたいとか思う。でも、大事にしたいと思っている。だから煽らないで」
私は小林さんに我慢をして欲しいとは思っていない。自然のままの小林さんが好きでそのままでいて欲しいと思う。でも、私には恋愛経験がないから、こういう時にどうしたらいいのか分からない。普通に恋愛をこなしてきたなら小林さんに我慢をさせる前に気を使えたかもしれない。
でも、私には分からないのだから、何を我慢しているのか聞かないといけなかった。
小林さんは私が混乱しているのに気付いたのか軽く息を吐くとゆっくりと車を止めるのだった。マンションまでは、もう少しの距離でそれでもこの場で車を止めた。小林さんは何を我慢しているのだろう?
「美羽ちゃん。あのさ、俺は美羽ちゃんが好きなの。これは分かる?」
小林さんは元々、真っ直ぐな性格で自分の気持ちもハッキリと言う。でも、こんな風に改めてハッキリと言われると顔が熱くなる。耳まで真っ赤になってしまったのを気付かれたかもしれないと思うくらいに熱い。
「……はい」
「俺が男なのも知っているよね?」
それは分かる。小林さんはどう見ても女の人には見えない。
「はい」
「俺も男だから、好きな女の子が目の前にいると抱きたいとかキスしたいとか思う。でも、大事にしたいと思っている。だから煽らないで」