あなたと恋の始め方①
頭から熱いシャワーを浴びると少しは気分も変わってくる。さっぱりもするし、それに気持ちを少しだけ前向きにしてくれる。そして、髪をタオルで拭きながらリビングに行くと、不意にリビングの端に置いてあるパソコンが目に付く。
シャワーの後に毎日していること。それはパソコンのチェックだった。
メールのチェックもあるけど、それ以上に私が毎日見ているのは色々な国で行われている研究についての新しい情報がないかということだった。研究室でも時間があればパソコンの中に新しい情報がないか見ているけど、家でも探してしまうのは仕事人間の性だと思う。そんな新しい論文の発表がないかとチェックしてから寝る。
でも、今日はそんな情報よりもメールボックスの方が気になった。きっと、新着メールが私のパソコンには届いているはず。明日の朝に見ようかと思ったけど、明日の朝は小林さんの目覚まし時計にならないといけないので、朝からは無理。となると、今晩のうちに見ておく方がいい。
私がパソコンを立ち上げてみるとメールボックスには一通の新着メールが届いていた。開く前から誰からか分かる。私は小さく息を吐いてからメールを開いた。そのメールは私の予想通りに折戸さんからでかなり前に着信したものだった。私がまだ、小林さんと一緒にいる時間のそのメールの内容に私は目を見開いた。
『美羽ちゃん。今日は楽しかった。また、美味しいものを食べに行こうね。それと、蒼空と付き合いだしたんだよね。おめでとう。よかったね。美羽ちゃんの幸せを祈っているよ』
シャワーの後に毎日していること。それはパソコンのチェックだった。
メールのチェックもあるけど、それ以上に私が毎日見ているのは色々な国で行われている研究についての新しい情報がないかということだった。研究室でも時間があればパソコンの中に新しい情報がないか見ているけど、家でも探してしまうのは仕事人間の性だと思う。そんな新しい論文の発表がないかとチェックしてから寝る。
でも、今日はそんな情報よりもメールボックスの方が気になった。きっと、新着メールが私のパソコンには届いているはず。明日の朝に見ようかと思ったけど、明日の朝は小林さんの目覚まし時計にならないといけないので、朝からは無理。となると、今晩のうちに見ておく方がいい。
私がパソコンを立ち上げてみるとメールボックスには一通の新着メールが届いていた。開く前から誰からか分かる。私は小さく息を吐いてからメールを開いた。そのメールは私の予想通りに折戸さんからでかなり前に着信したものだった。私がまだ、小林さんと一緒にいる時間のそのメールの内容に私は目を見開いた。
『美羽ちゃん。今日は楽しかった。また、美味しいものを食べに行こうね。それと、蒼空と付き合いだしたんだよね。おめでとう。よかったね。美羽ちゃんの幸せを祈っているよ』