あなたと恋の始め方①
カフェの中はたくさんの人がいるけど、その割合は圧倒的に女の子が多い。男の人も居るけど、それは明らかにデートの途中という感じで、とっても幸せそう。ふと、窓際のガラスに映る自分の姿を見て驚いた。ガラスに映ったのは私だけでなく小林さんもで、さっき見た幸せそうな二人とそんなに変わらないように見える。
私は自分でも驚くくらいに笑っていた。
「美羽ちゃん。そんなに嬉しい?」
そんな小林さんの声にガラスから視線を映し、小林さんの方を見ると私の方をさっきの私以上に嬉しそうの笑っていた。
「はい。本当に悩んでたから、とっても嬉しいです」
「それならもう少しいくつか頼めばよかったのに。俺、結構甘いものも好きだから気にしないで」
「そうなんですか?」
「ああ。食べるのは大好き。俺が良く食べるのを知っているでしょ。美羽ちゃんはケーキ好き?」
確かにその通りだった。小林さんはずっと野球をしていたからかなりの量を食べる。それは甘いものも例外ではなかったらしい。男の小林さんはケーキを食べるかどうか心配だったけど、それを聞いてホッとする。でも、思い返せば、まだ本社営業一課に居る時に一緒にアイスクリームを食べに行ったりもしていたから、ケーキくらいはなんともないのかもしれない。
「私も好きです」
私がそういうと、小林さんはテーブルに肘を付いて、その上に自分の顔を乗せゆっくりと私の方に身体を傾けた。優しく覗きこむような微笑みに顔が赤くなっていくのを感じる。そんなの大きなテーブルじゃないから小林さんの顔が近い。
私は自分でも驚くくらいに笑っていた。
「美羽ちゃん。そんなに嬉しい?」
そんな小林さんの声にガラスから視線を映し、小林さんの方を見ると私の方をさっきの私以上に嬉しそうの笑っていた。
「はい。本当に悩んでたから、とっても嬉しいです」
「それならもう少しいくつか頼めばよかったのに。俺、結構甘いものも好きだから気にしないで」
「そうなんですか?」
「ああ。食べるのは大好き。俺が良く食べるのを知っているでしょ。美羽ちゃんはケーキ好き?」
確かにその通りだった。小林さんはずっと野球をしていたからかなりの量を食べる。それは甘いものも例外ではなかったらしい。男の小林さんはケーキを食べるかどうか心配だったけど、それを聞いてホッとする。でも、思い返せば、まだ本社営業一課に居る時に一緒にアイスクリームを食べに行ったりもしていたから、ケーキくらいはなんともないのかもしれない。
「私も好きです」
私がそういうと、小林さんはテーブルに肘を付いて、その上に自分の顔を乗せゆっくりと私の方に身体を傾けた。優しく覗きこむような微笑みに顔が赤くなっていくのを感じる。そんなの大きなテーブルじゃないから小林さんの顔が近い。