あなたと恋の始め方①
自分の部屋で決まった行動を取りながら、あまりにも現実味の溢れる生活に昨日までのことが夢だったのではないかとさえ思う。自分の部屋は肌寒く感じたし、当たり前だけど、真っ暗で物音もしない。昨日のようにふと振り向けば、そこに小林さんがいたのとは違う。
私は一人だった。いつもは感じない寂しさを感じる。
『いえ。私の方こそ、疲れているのに送って貰ってありがとうございました。また、一緒に遊びに行けるのを楽しみにしています』
メールを打って、自分のベッドに潜り込むと、また携帯が震えた。小林さんからのメールの返信だと思ったけど、メールではなく電話の着信だった。急いで画面を撫で、耳元に近付けると、耳元で小林さんの声がした。
『美羽ちゃん。ゴメン』
『どうしたのですが?』
『部屋に帰ったら、当たり前だけど、誰も居なくて、昨日まで美羽ちゃんと一緒に居たのだと思ったら、急に美羽ちゃんの声が聞きたくなった。寝ていた?』
『寝てないですよ。もう、ベッドには入ってますけど』
『それならよかった。美羽ちゃん。本当にありがとう』
『え?』
『明日からまた仕事頑張れるよ』
そんな小林さんの言葉に私は顔を緩めたのだった。
私は一人だった。いつもは感じない寂しさを感じる。
『いえ。私の方こそ、疲れているのに送って貰ってありがとうございました。また、一緒に遊びに行けるのを楽しみにしています』
メールを打って、自分のベッドに潜り込むと、また携帯が震えた。小林さんからのメールの返信だと思ったけど、メールではなく電話の着信だった。急いで画面を撫で、耳元に近付けると、耳元で小林さんの声がした。
『美羽ちゃん。ゴメン』
『どうしたのですが?』
『部屋に帰ったら、当たり前だけど、誰も居なくて、昨日まで美羽ちゃんと一緒に居たのだと思ったら、急に美羽ちゃんの声が聞きたくなった。寝ていた?』
『寝てないですよ。もう、ベッドには入ってますけど』
『それならよかった。美羽ちゃん。本当にありがとう』
『え?』
『明日からまた仕事頑張れるよ』
そんな小林さんの言葉に私は顔を緩めたのだった。