I'm crazy about you.


昨日の夜メールした時にはまだ会社だったみたいで、私の指定した待ち合わせの時間に、了解、のたった二文字の返信。
それでも私は嬉しくて、トリートメントも顔パックも念入りにして。
やっぱり久しぶりに会うってなればする事するだろうから、勝負下着って訳じゃないけど、新しく買った下着を京輔に見てもらいたくて。




家を出る15分前の京輔からの電話に、その時は私、またいつものキャンセルの電話だって気付かないくらいに浮かれてた。
それが、冒頭の話。





今私は、怒りよりも悲しみに支配されて無言。



『七海?聞いてんのか?…ま、いいや。とにかくまた連絡すっから』

私の返事も待たずに途切れた電話。





嘘ばっかり。連絡なんて、くれないくせに。




堪えきれなくて涙が溢れた。



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