I'm crazy about you.
自信がなかった。
いつまでも京輔が好きでいてくれるなんて思えなかったし、実際この数か月、京輔の方からもらった電話もメールも数えるほど。
それが怖くて。
このまま自然消滅とかになるのが怖くて、いつからか私は、必死にメールのネタを探してたから。
『…思ってるよ』
京輔がポツリ、と呟いた。
「あ、あのね…私も京輔に会いたい」
さっきまで会うのが怖かったはずなのに、調子がいいよね。
でも、いつでも私を嬉しくさせるのは京輔だからしょうがないの。
『七海…待ってる』
「うん!すぐ帰るね!」
ばかみたいに跳ねる心臓。
京輔に会える!
それがやっぱり嬉しくて。私はすぐに走り出した。