I'm crazy about you.
「あ、私お茶淹れるね」
だから手を離して、と京輔を見上げれば逆に腕を引かれた。
「我慢できねぇって言ってんじゃん」
切羽詰まったみたいな声がして、そのまま京輔の唇の感触。
腰を抱き寄せられて、お腹の辺りに何か堅いものが当たった。
それが何か分かった瞬間には、口づけられた状態のまま、私は真っ赤になる。
急に酸欠みたいな状態になって口を開けようとすれば、すかさず京輔の舌が侵入してきた。
絡め取られて吸われて。それだけでもう、頭がボーっとしてくるくらいに気持ち良くて。
「七海…」
京輔の低い声が耳許で響いて、寝室へと連れて行かれた。
ベッドの前でまたキスされて、京輔の手が私の服を脱がせていく。