I'm crazy about you.


七海が俺にしなだれ掛かっている隙に、舌を絡ませながら俺も服を脱いだ。
七海のスカートが床に落ちて、ブラインドの隙間から差し込む日の光に肌が晒される。
小さな明かりでさえ恥ずかしがった七海とは思えぬ大胆な姿に、ちょっとヨコシマな感動なんかしてみたりして。



「京輔も…」

僅かに目許を染めながら、何か言いたげに困ったように眉毛を下げる。



「ん?」
「…京輔も…脱いでよ…」

小さく小さく呟いて、七海の指が俺のベルトに掛けられた。



ヤベェって。


ジーパンの中で容量を増して、笑えるくらいに不恰好。
七海もそれが分かるのか、チラチラと視線を逸らしながらも必死な感じで。
恥ずかしいのか酷く怠慢な態度で、俺のジーパンを脱がせようとする。


いつもいつもがっついてるのは俺の方で、七海からこんな風にねだられた事はなかった。
七海がこんなに俺を求めてくれるなんて、新鮮だし、何よりすげぇ嬉しい。



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