I'm crazy about you.
夢だった仕事に就いて、勉強できるのが楽しくてしょうがなかった。
いつかは俺も、克哉さんみたいになりたいと思って、全てがその為の下準備だと、どんな事も苦にはならなかった。
でも思えば、この仕事に興味を持ったキッカケは七海の言葉。
感動と興奮に頬を上気させて、凄い!と。素敵、と言ったから。
調べていくうちに俺も興味を持って、いつしかその道に進むのが俺の夢になった。
七海にいつでも、この先もずっとかっこいいと思っていてもらいたい、と。
ばかみたいに子供で、でもそれは、強く、純粋な想いだった。
まだ俺の腕の中にいてくれる七海を、大事なその想いを、見失わずに済んだ事に感謝する。