I'm crazy about you.
「んっ……七海?」
七海を手伝って俺がジーパンを脱ぎかけていると、七海の手が俺の熱に伸びて、そのままねっとりした七海の口内の粘膜に包まれた。
驚きと、あまりにも強烈な刺激にドクン、と脈打つ。
その滲み出た先走りを、七海はジュルッと音を立てて吸い上げた。
「七海…」
そっと頬に指先を伸ばせば、俺の熱を咥えたままジッと視線を上げる。
無意識のそれは、更に俺を追い詰めて。
七海の二の腕を引いて、俺の足の間からベッドの上へと移動させた。
「京輔?」
不満そうな七海に視線を合わせた。
「…もっと、したかったのに……京輔?…なんで笑うの?」
「いや…お前があまりにも可愛い事言うから」
そう言って触れるだけの口づけを落とせば、いつもと違う味がしてちょっと顔を歪める。
それが今、彼女がしてくれた事なのだと思えばたまらなくなって、俺はその勢いのまま七海の身体を押し倒した。