白と黒、そして白濁
「ばっ!!!!!!何言ってるんだよ!!」
「わぁすっごいかわいこちゃん!兄ちゃんにはもったいないよー。ねぇ俺の嫁にならない?」
美人な男性はニコニコ笑っている。
「ええっ!!」
私は驚いてあたふたした。
「ええっと、その、お気持ちは嬉しいわ。だけど、その…」
いきなり二人が大笑いした。
「え?え?」
「君、すっごい可愛いね!俺、鈴蘭(すずらん)!んで、いかついのが兄の藤(ふじ)。よろしくね!ねぇ俺達の家に泊まっていかない?」
「ええ?」
民宿とかなのかな…?
でも、今は波飛を探さなきゃ!
「私は白よ。今は人を探してるからいけないわ。それにお金を持っていないの」