あたしと彼女と彼の事情


『香里ちゃん!あたしおこ!』



入学して早々のクラス

緊張していたあたしの所に

おこが真っ先に駆け寄ってきた。



『香里ちゃん学校これない日もあるでしょ!

これない日はおこがノートつけるからね!』



間髪なく話しかけてくるおこに

あたしは驚いていた。



「あ、ありがとう」



『わからない事はなんでもおこに聞いて!』


そう言って電話番号をくれたんだ。
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