♀乙女座と吸血奇術師♂②
~ヴァルゴトマジカルヴァンパイア②~
「あっ、彼女何か落としたわ…」
「ちょっと待て!」
反射的に、華江の落とし物を拾いに出て行こうとした春子の腕を、ヴァンパイア礼士はぐっとつかんで制止した。
「ちょ、ちょっと何するのよ!
早く彼女に届けないと…」
「少し待て!
…うん、あの女はいないようだ。
行って良いぞ。そしてすぐに引き返してこい!」
-…アンタみたいに図々しい奴がそこまで気にする奴なら、やっぱりアンタが一人でやればいいのに。-
渋い顔をしながら、春子は華江の落とし物を拾いに出て行った。
春子は、ヴァンパイア礼士に言われた通りにそのまま引き返した。
春子が手にした、一枚の紙切れ。
そこには、何やらメモ書きがびっしりと書き込まれていた。
春子は、そのメモ書きの内容を読んでみた。
「あら?これってもしかして…」
「そうだ、その通りだ。
そして、それが安華江が秋野修二に送る予定にしている、クリスマス・イヴのプレゼントの内容だ。」
「これが?
…た、確かに変わってる…って言うか、何でこれがプレゼントになりうるのかしら?
こんなクリスマスプレゼント、見た事無い!?」
春子が、そのメモ書きの内容がクリスマスプレゼントだと知ってひどく驚いていると、ヴァンパイア礼士は、春子に対してこう言った。
「ちょっと待て!」
反射的に、華江の落とし物を拾いに出て行こうとした春子の腕を、ヴァンパイア礼士はぐっとつかんで制止した。
「ちょ、ちょっと何するのよ!
早く彼女に届けないと…」
「少し待て!
…うん、あの女はいないようだ。
行って良いぞ。そしてすぐに引き返してこい!」
-…アンタみたいに図々しい奴がそこまで気にする奴なら、やっぱりアンタが一人でやればいいのに。-
渋い顔をしながら、春子は華江の落とし物を拾いに出て行った。
春子は、ヴァンパイア礼士に言われた通りにそのまま引き返した。
春子が手にした、一枚の紙切れ。
そこには、何やらメモ書きがびっしりと書き込まれていた。
春子は、そのメモ書きの内容を読んでみた。
「あら?これってもしかして…」
「そうだ、その通りだ。
そして、それが安華江が秋野修二に送る予定にしている、クリスマス・イヴのプレゼントの内容だ。」
「これが?
…た、確かに変わってる…って言うか、何でこれがプレゼントになりうるのかしら?
こんなクリスマスプレゼント、見た事無い!?」
春子が、そのメモ書きの内容がクリスマスプレゼントだと知ってひどく驚いていると、ヴァンパイア礼士は、春子に対してこう言った。