♀乙女座と吸血奇術師♂②
~ヴァルゴトマジカルヴァンパイア②~
「ほ、本当だ!ハートのAだけが、無い!」
「でっ、でも砂入れて、ハンカチかぶせただけでしょ?」
「お、おい松永!こ、この箱少し改めさせてもらうぞ!
もう、タネなんてこの怪しげな箱かハンカチしか、考えられ無いじゃねーか!」
「皆さーん。これでめでたく、奇術同好会は、来年も継続させて頂く事になりました。
本日はお忙しい中、奇術同好会のマジックショーにお立ち会い頂きまして、誠にありがとうございました。
では、私は早速この恥ずかしい衣装を演劇部に返して参りますので。
皆さん、よいお年を!」
教室で大慌てする中川猛含む観客達を置いて、さっさと教室を出た春子。
そして演劇部の部室に急ぐ春子の後を、必死に礼士が追いかけて来た。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよハルちゃん!」
「やあん、ご、ごめんなさ~い、礼士先輩っ!
…だ、だってこの衣装、すごく恥ずかしかったから。
置いてけぼりにするつもりは…
それに、みんなの前で堂々とハートのAを消したから、ボディチェックは、要らないでしょ?」
「そ、そんな事は分かってる!
ど、どうやって消したの?
み、みんなとうとうボックス壊してまで改めていたけれど、結局解らなくって…
ハンカチにまで疑いがかかって、興奮したみんながつかみ合ってた。
中川君も、ボロボロになって帰ってきたハンカチに、真っ青になってたよ。
結構、お気に入りのハンカチだったらしく…
」
「そ、そこまでは計算外だったわ…(-"-;)
はあ、出費が、あんみつ代だけじゃ、済まなくなりそう。」
「えっ?そ、それってどういう意味!?」
「でっ、でも砂入れて、ハンカチかぶせただけでしょ?」
「お、おい松永!こ、この箱少し改めさせてもらうぞ!
もう、タネなんてこの怪しげな箱かハンカチしか、考えられ無いじゃねーか!」
「皆さーん。これでめでたく、奇術同好会は、来年も継続させて頂く事になりました。
本日はお忙しい中、奇術同好会のマジックショーにお立ち会い頂きまして、誠にありがとうございました。
では、私は早速この恥ずかしい衣装を演劇部に返して参りますので。
皆さん、よいお年を!」
教室で大慌てする中川猛含む観客達を置いて、さっさと教室を出た春子。
そして演劇部の部室に急ぐ春子の後を、必死に礼士が追いかけて来た。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよハルちゃん!」
「やあん、ご、ごめんなさ~い、礼士先輩っ!
…だ、だってこの衣装、すごく恥ずかしかったから。
置いてけぼりにするつもりは…
それに、みんなの前で堂々とハートのAを消したから、ボディチェックは、要らないでしょ?」
「そ、そんな事は分かってる!
ど、どうやって消したの?
み、みんなとうとうボックス壊してまで改めていたけれど、結局解らなくって…
ハンカチにまで疑いがかかって、興奮したみんながつかみ合ってた。
中川君も、ボロボロになって帰ってきたハンカチに、真っ青になってたよ。
結構、お気に入りのハンカチだったらしく…
」
「そ、そこまでは計算外だったわ…(-"-;)
はあ、出費が、あんみつ代だけじゃ、済まなくなりそう。」
「えっ?そ、それってどういう意味!?」