♀乙女座と吸血奇術師♂②
~ヴァルゴトマジカルヴァンパイア②~
マジックの基本!?
マジックショーの為の衣装を返し終え、礼士と共に奇術同好会の部屋に入った春子は、今回のマジックショーのトリックを語り出した。
「どういう意味、って?
うふふ♪実は~何と、今回のマジックの私の真の助手は、礼士先輩では無く、あの憎っくき中川猛なのでありましたぁ~っ!
…あんみつ代は、甘党のアイツにまるテーブル持ってきてもらう時に支払う予定です!」
「な、何だってえ~っ!
でっ、でも中川君は、ハルちゃんと言い争いをしていた張本人!
敵じゃないか!?」
「…今回のトランプマジックのトリック、そして遠山恵美子のトリック。この二つに共通する答えは…
『嘘』です。」
「?」
「一昨日の晩、私、礼士先輩に電話した時の事、覚えていらっしゃいますか?」
「え…あ、ああ、ヴァンパイアからの挑戦状の話?
あれだろ?『ヒントである、
→←↑↓〓∈∋⊆
の部分が、パソコン内でのデーター上では、その部分が、何も書かれていない、全くの空白じゃないですか?』ってやつだろ?」
「はい。でも、それが今回のトリックのテーマ、『嘘』に、つながっていたんです。
…何故、最終的にプリントアウトされた挑戦状には、空白の部分があの不可思議なヒントで埋められていたのでしょう。
何故、鉛筆書きだったのでしょう?」
「うーん、何でだろう?」
礼士が、突然の春子からの質問に答えられないでいると、春子は続けてこう言った。
「どういう意味、って?
うふふ♪実は~何と、今回のマジックの私の真の助手は、礼士先輩では無く、あの憎っくき中川猛なのでありましたぁ~っ!
…あんみつ代は、甘党のアイツにまるテーブル持ってきてもらう時に支払う予定です!」
「な、何だってえ~っ!
でっ、でも中川君は、ハルちゃんと言い争いをしていた張本人!
敵じゃないか!?」
「…今回のトランプマジックのトリック、そして遠山恵美子のトリック。この二つに共通する答えは…
『嘘』です。」
「?」
「一昨日の晩、私、礼士先輩に電話した時の事、覚えていらっしゃいますか?」
「え…あ、ああ、ヴァンパイアからの挑戦状の話?
あれだろ?『ヒントである、
→←↑↓〓∈∋⊆
の部分が、パソコン内でのデーター上では、その部分が、何も書かれていない、全くの空白じゃないですか?』ってやつだろ?」
「はい。でも、それが今回のトリックのテーマ、『嘘』に、つながっていたんです。
…何故、最終的にプリントアウトされた挑戦状には、空白の部分があの不可思議なヒントで埋められていたのでしょう。
何故、鉛筆書きだったのでしょう?」
「うーん、何でだろう?」
礼士が、突然の春子からの質問に答えられないでいると、春子は続けてこう言った。