不幸ネット
「でね、上沼の事、書き込んじゃおうかな、って」
美樹は悪戯な笑みを浮かべると、すっかり冷めきったつくねを手に取った。
「ち、ちょっと待って。そういうサイトがあるのは分かったけど、効果があるかは置いといて、それはいくらなんでも不謹慎でしょ」
私は慌てて美樹を止める。
いくら相手が上沼で、書き込むのが胡散臭いサイトだとしても、他人の名前をネット上に勝手に書き込むのは別の意味で問題だろう。
不特定多数の人間が目にするインターネット上の掲示板。便利になるのはいいけど、最近は何かと問題も多い。
たとえ名前だけだったとしても、一度晒された情報はもう二度と消し去る事はできない。
それに万が一、上沼がそんなものを目にしたら……
美樹は悪戯な笑みを浮かべると、すっかり冷めきったつくねを手に取った。
「ち、ちょっと待って。そういうサイトがあるのは分かったけど、効果があるかは置いといて、それはいくらなんでも不謹慎でしょ」
私は慌てて美樹を止める。
いくら相手が上沼で、書き込むのが胡散臭いサイトだとしても、他人の名前をネット上に勝手に書き込むのは別の意味で問題だろう。
不特定多数の人間が目にするインターネット上の掲示板。便利になるのはいいけど、最近は何かと問題も多い。
たとえ名前だけだったとしても、一度晒された情報はもう二度と消し去る事はできない。
それに万が一、上沼がそんなものを目にしたら……