不幸ネット
人を呪わば穴二つ、か。
特に意味もなく画面を上下にスライドさせながら、私はその一言を頭の中で反芻する。
どうせあんな奴、生きてても仕方ないよね。
前回は美樹の話を一蹴した私だったけれど、今日は怒りのせいで冷静さを少し欠いていた。
一度サイトのホームに戻り、掲示板へと移動する。
無意識に指が【投稿】ボタンに伸びた。
どうせ効果がないんだったら……
軽い復讐の意味も込めて、私はそのボタンをタップした。
「上沼、佳代子っと……」
つぶやきながら、文字を入力していく。
【完了】ボタンに指を這わせたところで、私は少し考える。
特に意味もなく画面を上下にスライドさせながら、私はその一言を頭の中で反芻する。
どうせあんな奴、生きてても仕方ないよね。
前回は美樹の話を一蹴した私だったけれど、今日は怒りのせいで冷静さを少し欠いていた。
一度サイトのホームに戻り、掲示板へと移動する。
無意識に指が【投稿】ボタンに伸びた。
どうせ効果がないんだったら……
軽い復讐の意味も込めて、私はそのボタンをタップした。
「上沼、佳代子っと……」
つぶやきながら、文字を入力していく。
【完了】ボタンに指を這わせたところで、私は少し考える。