手のひらサイズ
抱きしめる腕の中で
瞳が俺を見つめた。

「私もすき。専務の事好きになっていいの?」
「なんで聞くんだよ。馬鹿だな。」

抱きしめる温もり。
離したくない。

「そろそろ時間だ。今日は、俺んところ来いよ。な?」
「はい…。」


お昼を挟み、何時もの様に仕事をこなした。

皆さんが帰ってしまい。私1人残っている。
ドアが開く。
「田中?」「はい…。」「帰るぞ」
エレベーターに乗った。
ドアが閉まる。
と同時に
彼の掌がわたしの頬を包み込む。

「ずっと、我慢したんだ。今日一日。」
トロトロになるくらいの甘いkiss。
「はぁ〜はぁ〜ん、ここ…。会社だから…。」

「誰も…いないよ…。黙って…。」

抵抗する力なんてもってない。


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