手のひらサイズ
専務の部屋に着く。
「風呂沸かそうか…。」

私は、ドキドキが止まらない。
今から、彼に…抱かれるんだ。

「ひとみ…。」唇を挟んだ。そして少し開いたところから、熱い舌先が私を翻弄する。

「行こう。」手を引かれバスルームに
全てを脱がされて
裸の2人。
熱いシャワーがさらに熱を呼ぶ。
貪るように私の体を這う彼の手。
立って居られない。
抱えられて浴槽に浸かる。
膨らみを撫で刺激を与えてくる。
押し寄せる波に飲まれて行く私。

「ここじゃできないよ…な」
身体を拭かれタオルごと抱きあげて
ベットに。
艶かしい身体が私を包み込む。
均等に整い引き締まった身体。
「ひとみ?綺麗だよ…。冷静でいられない…。」
肩先を甘噛みされ左手が膨らみを
撫でる。
昇ってゆく快感。
指一本一本が
私の身体を熱くする。
かき乱され潤いを増す場所に
彼が押し入ってきた。
「はぁ〜ん。あっあっあ〜ん」
「熱いよ。ひとみのここが…。」

「もう、専務は、やめてくれないか?」
「竜樹って呼んで…。」
「た…つ、き。あ〜ん」
「もっと…。」「た…たつ、き。すき、
大好きなの…。はぁ〜ん、いや〜ん」
強弱を繰り返し
何度もグラインドして
クラクラする。溺れてゆく。
あなたがすき。
「ひとみ…。好きだよ。」
「誰にも渡さない!」
2人は、幸せの白い世界へ昇った。



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