poem

化膿


残された傷痕から
バイ菌が入った
傷痕はみるみるうちに
化膿していったよ

白い“うみ”が出て
ふくれあがって
でも 不思議と
痛くはなかったんだ


すっごくすごく
傷かったけどね…。


ココは…
もう手遅れの状態
摘出しなきゃイケないネ
そうすれば
もう傷むコトはなくなるよ
何の感情もわかんなくなるけど
それでもイイかもしんない
傷みを知らなくなるから。

自然と涙が溢れる想いは
もうしたくない
嬉しくて流すんじゃなくて
悲しくて流すのは
絶対に嫌だ


傷みと引き換えに
この感情 全てを渡そう
生きているロボットになっても
後悔はしないから…
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