poem

gizenn

子供の頃、大人になる事に憧れてた。
でも…今は…
なりたくない。

キラキラ輝いていた星を
何の疑問も持たず
通り過ぎてきた

でも…今は…
理屈から全てを考えて
ただ…ただ…
キラキラ輝いていた
あの星を汚して

そんな大人になるにつれ…
作り笑いが多くなっていく
作り笑いしか…出来なくなっていく

ただ…物珍しげに見ていた
あの子供達を…
一度は通りすぎたあの頃を
嘲笑って…貶していく

誰がそんな人達になりたいと
思ったのだろうか。
誰がそんな汚い事をすると
思ったのだろうか。

子供の頃は…
全てが綺麗だったのに…。
子供の頃は…
全てが新鮮だったのに…。

これを…
偽善者… って言うんだよ。
< 37 / 92 >

この作品をシェア

pagetop