モバイバル・コード
「署長、少し話を聞いていたのなら分かると思います」
オレは唐突に切り出した。
「霧島慶二氏のことなんですが、朝、出張に行ったなんて嘘ですよね? 亡くなっているのを俺たちは動画で見たんです。間違いなく霧島慶二氏の……死体でした」
「そういえば自己紹介が遅れました。私は『真田(さなだ)』と申します。あなた達のお名前を聞かせて下さい」
オレ達は簡潔に自己紹介をした。そんな余裕はないのに……。
「……ありがとうございます。その件ですが、私も調べるように、先程部下に連絡しました。ちょっと待っていて下さい。それが本当なら大変な事になりますよ」
さっきから言葉と行動が一致していないのは気のせいだろうが……?
真田署長はサラサラな髪の毛を左手で少しかきあげる。
女にモテるタイプだろう。
ソファに座り、コーヒーを飲んでいると、睡眠不足のせいもあり眠気が襲ってくる。
このソファで思いっきり横になりたい気分だ。
それに寝てないせいか身体が熱い。
じとっとした脂汗が出ているのが分かる。
オレ達はほとんど無言のままだった。その時。
オレは唐突に切り出した。
「霧島慶二氏のことなんですが、朝、出張に行ったなんて嘘ですよね? 亡くなっているのを俺たちは動画で見たんです。間違いなく霧島慶二氏の……死体でした」
「そういえば自己紹介が遅れました。私は『真田(さなだ)』と申します。あなた達のお名前を聞かせて下さい」
オレ達は簡潔に自己紹介をした。そんな余裕はないのに……。
「……ありがとうございます。その件ですが、私も調べるように、先程部下に連絡しました。ちょっと待っていて下さい。それが本当なら大変な事になりますよ」
さっきから言葉と行動が一致していないのは気のせいだろうが……?
真田署長はサラサラな髪の毛を左手で少しかきあげる。
女にモテるタイプだろう。
ソファに座り、コーヒーを飲んでいると、睡眠不足のせいもあり眠気が襲ってくる。
このソファで思いっきり横になりたい気分だ。
それに寝てないせいか身体が熱い。
じとっとした脂汗が出ているのが分かる。
オレ達はほとんど無言のままだった。その時。