モバイバル・コード
「……なぁ、雷也、雷也っ! オレは何すればいいんだ?」
二人が頑張って、オレは何もしていない。
携帯の事だから、専門外だけど…何か力になりたい一心だ。
雷也は紙を見て何か考えている。
「じゃあ、4位、13位、28位の3人にメッセージを送って。内容は……」
──【取引しませんか?】
「分かった」
たった数文字のメールでもなかなか打てないものだな。
「とりだす、ひきだす…」
オレの成長を二人に気づいて欲しくて、ちょっとだけ声に出してみる。
取り出すと打って『り出す』を消して、引き出すと打って『き出す』 を消す。
オレはこっちの方が早く打てることにさっき気が付いた。
携帯電話は凄い、なにやら1文字を打っただけでも『予測変換』してくれる。
みんなこうして文字を打ってるんだろうな。
──『ブブブーンブブブーン』
二人が頑張って、オレは何もしていない。
携帯の事だから、専門外だけど…何か力になりたい一心だ。
雷也は紙を見て何か考えている。
「じゃあ、4位、13位、28位の3人にメッセージを送って。内容は……」
──【取引しませんか?】
「分かった」
たった数文字のメールでもなかなか打てないものだな。
「とりだす、ひきだす…」
オレの成長を二人に気づいて欲しくて、ちょっとだけ声に出してみる。
取り出すと打って『り出す』を消して、引き出すと打って『き出す』 を消す。
オレはこっちの方が早く打てることにさっき気が付いた。
携帯電話は凄い、なにやら1文字を打っただけでも『予測変換』してくれる。
みんなこうして文字を打ってるんだろうな。
──『ブブブーンブブブーン』