モバイバル・コード
雷也がお盆に飲み物を乗せて戻ってきた。
「話を整理したい。龍ちゃんにもしっかりと現状について理解してもらいたい。さっき伝えた事もあるけど、もう一度説明をしよう」
オレはマグカップに手をつけてミルクティーを飲んだ。
雷也の真剣な眼差しの下に隠されている影は見逃さない。
「分かった。しっかり説明してくれ。何がどうなってる?」
「まず、この『モバイバル本戦』に参加するのは30人ではない。『10チーム』だ。それはさっきも話したよね」
「ああ」
「そう、開始して1日でなぜ『本戦』が出来るのか。順位はついているが、全員のPt数というのがカンストしてるところを見ると、みんな何かしらの理由で僕達が兄さんから貰ったような『スペシャルQRコード』でアクセスした」
「カンスト?」
「みんなPT数が上限の『999999』になってるだろ?そのことだよ」
なるほど、理解した。雷也は続けた。
「話を整理したい。龍ちゃんにもしっかりと現状について理解してもらいたい。さっき伝えた事もあるけど、もう一度説明をしよう」
オレはマグカップに手をつけてミルクティーを飲んだ。
雷也の真剣な眼差しの下に隠されている影は見逃さない。
「分かった。しっかり説明してくれ。何がどうなってる?」
「まず、この『モバイバル本戦』に参加するのは30人ではない。『10チーム』だ。それはさっきも話したよね」
「ああ」
「そう、開始して1日でなぜ『本戦』が出来るのか。順位はついているが、全員のPt数というのがカンストしてるところを見ると、みんな何かしらの理由で僕達が兄さんから貰ったような『スペシャルQRコード』でアクセスした」
「カンスト?」
「みんなPT数が上限の『999999』になってるだろ?そのことだよ」
なるほど、理解した。雷也は続けた。