モバイバル・コード
「あの竜二って人の言葉を借りると『バカ』の炙り出し。ここで返事が来るような輩は、何も考えていないと正直思うよ。だから返事が来た僕らを除く『6チーム』はここで終了だと正直思ってる」


 澄(す)ました顔で淡々と話す。さながら犯人を暴く探偵だ。


「雷也って凄いね!一瞬でそこまで作戦考えたの?」


 愛梨がミルクティーを飲みながら目をキラキラさせた。


 ここ最近で一番キテるぜ。雷也。


「問題は残りの『3チーム』だ。そこで、龍ちゃんの携帯から『取引しませんか』と、更に強いメッセージを送った。返答の意味については言わなくてもわかるよね」


 雷也がさらっと紙に書いていたメモを見せる。


「見て。残りの3チームをまとめた」


─────────

◇Aチーム◇
1位 『Ryu1』
2位 『Air_1_』
3位 『L1ar4584』

◇Bチーム◇
4位 『Keiji564』
5位 『G.O.D777』
6位 『reira_85』

◇Cチーム◇
13位 『C_O_B_R_A_999』
14位 『Ahriman_666』
15位 『RE_ZO_444』

◇Dチーム◇
28位 『01_mamoru_13』
29位 『02_Kyou_sss』
30位 『03_Pokotan110』

─────────
< 197 / 835 >

この作品をシェア

pagetop